SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資できるインデックスファンドより好成績な投資信託

2016年10月20日木曜日

iDeCo ジェイリバイブ ひふみ 国内株式

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インデックスファンドより好成績な投資信託を過去の成績から探し出すことはできても、それが将来も続く保証はない。

運用期間が長くなるほどインデックスファンドより好成績なアクティブファンドは減っていく。

運用コストは長期になるほど負担が重くなるのだから、将来の成績が不明な高コストなアクティブファンドより低コストなインデックスファンドを選ぶべき。

積立投資やインデックス投資の本によく書いてある主張ですね。実際、投資信託の騰落率のランキングって入れ替わりが激しいですし、運用管理費用が年率で1%の違いだとしてもそれが10年、20年と続いたらと考えると悩ましいですよね。

インデックスファンドとアクティブファンド成績比較

SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用商品一覧を見るとインデックスファンドだけでなくアクティブファンドも品揃えの中に入っています。

日本の中小型株や成長株に投資するファンドだと「SBI-SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金> 」や「レオス-ひふみ年金」が知名度があるでしょうか。

これらのファンドとマザーファンドを共有する「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」と「ひふみ投信」の基準価額の騰落率を、東証一部上場の株に幅広く投資するインデックスファンドの「SMT TOPIXインデックス・オープン」とくらべてみました。

「ひふみ投信」が設定された2008年10月1日から2016年10月20日までの基準価額の騰落率を比較しています。表中の信託報酬(運用管理費用)は税抜きの数字です。

基準価額騰落率

一般的に中小型株は大型株にくらべ上がるときも下がるときも値動きが激しいとされていますが、こうして見ると騰落率では2つのアクティブファンドがインデックスファンドを圧倒しています。

実質コスト

コストの面ではアクティブファンドはインデックスファンドにくらべ信託報酬以外に株式等の売買費用もかさみがちです。

交付運用報告書によると信託報酬のほかに売買委託手数料、その他費用を含めた実質コストは「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」が消費税も含めて2.015%となっています(2015年7月23日~2016年7月22日)。

「ひふみ投信」の売買委託手数料、その他費用を含めた実質コストは消費税も含めて1.366%となっています(交付運用報告書2014年10月1日~2015年9月30日)。

まとめ

確かにアクティブファンドのほうが高コストなのかもしれませんが、これだけ運用成績が違うなら資金の一部を振り分けてもいいかという気にもなりますよね。もっとも、少子高齢化で日本経済の成長を期待しにくい中で日本株への投資が長期的に見て本当に報われるのかという疑問もありますよね。

高齢者向けビジネスを対象にした企業や海外市場を開拓できるような技術力のある企業なら生き残れるのでしょうか。むしろ日本全体の成長が難しいからこそ厳しい環境でも活躍できる企業を選別してくれそうなアクティブファンドにも投資しておく、という考え方もあるかもしれないですね。

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