株を売っても他に投資先がない?円安で円の価値が目減りしてるのに国債や預貯金でいいの?

2016年12月6日火曜日

お金・雑記 投資信託メモ

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株を売っても他に投資先がない?

リバランスや株価の過熱感から投資信託や株式等のリスク資産を売却して、国債や預貯金などの安全資産を増やしたい。

でも、ゆうちょ銀行の利率は定額貯金、定期貯金どちらも年率0.01%と低くて、100万円を預けても利子は100円くらい。

個人向け国債なら預貯金よりは多少マシですが、利率は固定3年、固定5年、変動10年どれも年率0.05%です。100万円を預けて利子は500円くらい。

株式ほどリスクは取りたくないけれど、もう少し利回りを期待できる商品はないものかと、つい考えてしまいますよね。

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どれも相応にリスクがある

社債はどうかというと、東京電力の既発債の参考利回りが0.202%(残存期間1.9年)、ソフトバンクグループの既発債の参考利回りが1.761%(残存期間5.2年)で販売単位は100万円から。

前者だと100万円で1年あたり2千円くらいの利子、後者だと100万円で1年あたり1万7千円くらいの利子です。

逆に言うとそのくらいの利子のために100万円をリスクにさらせるかというと悩んじゃいますよね。

株価によるノックイン判定の付いたEB債は一見、高利率ですが、複雑な仕組みで結局は投資する人間に不利な(設定する側に有利な)条件になっていますから手を出さないのが正解だと思います。

ダイヤモンド・オンラインの山崎元さんの記事が参考になります。

円安で円の価値が目減りしてると聞きますが、外貨預金もかつて高金利をうたわれたオーストラリアドルの定期預金でも利率は1%台で為替手数料や為替リスクに見合ってるとは思えないですよね。

J-REIT(不動産投資信託)の利回りの平均は3.6%前後ですが、株式と同じように値動きがあります。

株式や債券にくらべてREITはミドルリスク・ミドルリターンと言われていますが、市場規模が小さいので投資資金の流出入にともなって時に株式より値動きが激しくなることもあります。

まとめ

このほかにソーシャル・レンディングも最近流行のようですが、リスクとリターンは表裏一体なので、リターンの高い商品は相応にリスクがある(貸し倒れの危険があって貸し手が少ないからこそ、借り手は利子を多く払ってる)と考えるべきですよね。

もし、元本保証をうたいながら高利回りの商品があったら要注意です。

円安で輸入品の価格が上昇してインフレになるなら、利率の低い国債や預貯金は実質的に目減りするリスクはあるかもしれません。

だからといって仕組みのよくわからない高利回りの商品に手を出すのは危険です。円安が際限なく続くとも思えないですよね。

極端なドル高はアメリカ企業に不利でしょうし、トランプ次期大統領の発言次第で行き過ぎた為替の流れが変わることだってあるかもしれません。

どちらに転んでもいいようにリスク資産の割合は減らすにしろ、内外の株式や債券に分散投資しておくのが無難でしょうか。

低コストなインデックスファンドやバランスファンドであれば、円安で黒字になったからといって全部解約してしまわないで一部残しておくという方法もありますよね。

個人向け国債の変動10年なら、将来金利が上がってもある程度対応できます

追記
住信SBIネット銀行が2017年12月4日(月)~2018年3月4日(日)まで特別金利キャンペーン中で6ヵ月ものと1年ものが年0.20%(税引後 年0.15%)の金利だそうです。

新規口座開設なら2017年12月11日(月)~2018年3月11日(日)まで3ヵ月ものが年0.50%(税引後 年0.39%)です。




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