日米の株式市場の好調さがニュースになっている今、従来のインデックスファンドを上回る成績が期待された、高配当や低ボラティリティといったスマートベータ戦略を採用するファンドの実績はどんなものなのか、国内株式を対象にした投資信託について調べてみました。
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ファンドの特徴
「SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン」はTOPIXの構成銘柄のうち、10年以上にわたり毎年増配しているか、または安定した配当を維持している銘柄を投資対象としています。「たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略」は、成長力があり割安な企業の中から予想配当利回りの高い銘柄を選び、また価格変動率(ボラティリティ)がなるべく低いポートフォリオを構築することで投資効率を高める戦略をとっているそうです。
「ひとくふう日本株式ファンド」は、売買代金、時価総額、ROE(株主資本利益率)等をもとに選定されたJPX日経インデックス400の構成銘柄の中から価格変動リスクを相対的に抑えることをめざして組入銘柄数とウエイトを決定しているそうです。
「ニッセイ日経225インデックスファンド」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」はそれぞれ日経平均株価とTOPIXに連動する従来のインデックスファンドです。
投資信託成績くらべ
「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の信託報酬は2016年11月18日より従来の年率0.29%(税抜)から年率0.18%(税抜)に引き下げられています。
まとめ
表の上段は一番新しい「SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン」の設定日から2016年12月13日現在まで3カ月半の基準価額の騰落率をまとめたものです。表の下段は2016年11月1日から2016年12月13日現在まで約1カ月半の基準価額の騰落率をまとめたものです。過去3カ月半の期間では「SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン」と「たわらノーロードplus 国内株式高配当最小分散戦略」は「ニッセイ日経225インデックスファンド」の騰落率を上回ったものの、「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の騰落率を上回ったファンドはありませんでした。
過去1カ月半の期間ではスマートベータ戦略を採用するファンドはどれも「ニッセイ日経225インデックスファンド」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」に劣後しています。なかなか従来のインデックスファンドよりも好成績を取るのは難しいようです。
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