iFree外国株式インデックスよりiFree新興国株式インデックスが好成績 新興国投資は本当に不要?

2017年1月5日木曜日

新興国株式

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タージ・マハル写真
タージ・マハル(インド)
ここ数年、新興国株式インデックスファンドの成績が先進国株式インデックスファンドにくらべ低迷していることから、新興国への投資はリターンとリスクの高さが見合っていないのではと懐疑的に見られているようです。新興国資産は本当に不要なのでしょうか?

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iFree新興国株式インデックスとiFree外国株式インデックス成績比較

iFree新興国株式インデックスとiFree外国株式インデックス成績比較表
基準価額の騰落率は2017年1月4日現在の数字

2016年9月8日に設定された低コスト・インデックスファンドシリーズのiFree新興国株式インデックスとiFree外国株式インデックス(先進国株式)の成績を比較してみると、設定来と過去1カ月の騰落率ではiFree新興国株式インデックスのほうが上回っています

実は「iFree 新興国株式インデックス」のベンチマークは、多くの新興国株式インデックスファンドに採用されている「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」ではなく、ファンダメンタル(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目した「FTSE RAFI エマージング インデックス」です。

好成績の種を明かせば、「iFree 新興国株式インデックス」の国別の構成比で4分の1以上を占めるブラジルの株式市場(ボベスパ指数)がリオオリンピックが開催されたこともあって2016年は40%以上も上昇するなど極めて好調だったおかげもありそうです。

短期予想と長期の見通し

みずほ総研の調査レポート「新興国を襲ったトランプショック~さらなる新興国売りに引き続き警戒が必要~」(PDF)によると、トランプショックにより新興国から投資資金が流出して、新興国は株安、債券安、通貨安のトリプル安となり、今後も新興国経済の脆弱性や政治・地政学リスクに注意が必要だそうです。

とはいえ日本の大企業が新興国の企業に市場のシェアを奪われたり時に買収されたりしているの見ると、長期的には新興国の企業は、若年層人口が豊富で購買力が伸びていく新興市場地域での利益を活用して、先進国にも進出しシェアを広げていくのでは、という期待感もありますよね。

まあ、新興国へ投資するか否かは自分の人生の残り時間とも関係するかもしれないですね(苦笑)。日本がいつまでも先進国でいられるとも限らないですし、新興国への投資が報われるのはそんなに先の未来ではない可能性もあるのかな?




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