eMAXISに最低コストをめざすSlimが追加 国内株式の予想成績をニッセイや三井住友と比較

2017年2月12日日曜日

国内株式

t f B! P L
Is he Slim?
「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」新登場

プレスリリース(PDF)によると、2017年2月27日より「eMAXISシリーズ」に機動的に信託報酬を引き下げることによって常に業界最低水準をめざすという「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」が追加されます。

eMAXIS Slimコスト

マザーファンドを共有するであろう既存の「eMAXIS TOPIXインデックス」の実績から、「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」の運用成績をある程度予想することも可能でしょうか。ライバルである「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」や「三井住友・DC日本株式インデックスファンドS」と成績を比較してみたいと思います。

楽天KoboLIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略【電子書籍】[ リンダ・グラットン ]
Amazon Kindle12大事件でよむ現代金融入門【電子書籍】[ 倉都康行 ]

国内株式インデックスファンド成績比較

国内株式インデックスファンド成績比較表
基準価額の騰落率は2017年2月10日現在の数字

過去1年の騰落率の差はeMAXISを基準にすると、

三井住友(+0.28%) > ニッセイ(+0.12%) > eMAXIS

ですが、eMAXIS Slimで信託報酬が税込みで0.2376%引き下げられることを考慮すると期待される最大値は、

三井住友(+0.28%) > eMAXIS Slim(+0.2376%) > ニッセイ(+0.12%)

となるでしょうか。

実際には信託報酬率の引き下げがそのまま騰落率に単純に上乗せされるとは限りませんし、運用開始直後は信託報酬以外に諸経費がかさみがちとも聞きます。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は昨年の11月18日に信託報酬を税抜0.29%から税抜0.18%へと引き下げています。それを考慮すれば将来的にもう少し運用成績の改善が見込めるでしょうね。

まとめ

含み益があるとより低コストなファンドに乗り換えるにしても税負担コストが発生しますから、購入済みのファンドはそのままにして新規に購入したり積み立てたりするぶんを切り替えるという方法もアリかもしれませんね。

投資信託は信託報酬以外にも有価証券の売買委託手数料、信託事務の諸費用などの負担もありますし、マザーファンドの規模や運用ノウハウの差によっても実際の成績は違ってきますよね。慎重を期すなら信託報酬のみで判断せず、実質コストが判明するまで1年くらいは様子を見るべきでしょうか。




関連記事
<購入・換金手数料なし>シリーズが信託報酬を引き下げ!ニッセイ日経平均・TOPIXをたわらと比較
『iFree』や『たわら』が信託報酬を引き下げ!国内株式(TOPIX)投信をニッセイやeMAXIS Slim等と比較
『iFree』や『たわら』が信託報酬を引き下げ!国内株式(日経225)投信をニッセイやインデックスeと比較
ニッセイ、たわら、eMAXIS Slimなど国内株式インデックス投信の過去1か月~2年の騰落率は?
最低コスト「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」設定後1カ月の成績をニッセイやひふみと比較
最低コスト「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」設定後1カ月の成績をニッセイやたわらと比較
「eMAXIS Slim」国内・先進国債券インデックス設定後1か月の成績をニッセイやたわら等と比較
最低コスト「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」の初週の成績は?ニッセイや三井住友と比較
最低コスト「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の初週の成績は?たわらやニッセイと比較
「eMAXIS Slim」国内・先進国債券インデックスの初週成績 iFree、ニッセイ、たわらと比較
eMAXISに最低コストをめざすSlimが追加 先進国株式の予想成績をたわらやニッセイと比較
eMAXISに最低コストをめざすSlimが追加 国内・先進国債券の予想成績をニッセイやたわらと比較

楽天Kobo新しいニッポンの業界地図 みんなが知らない超優良企業【電子書籍】[ 田宮寛之 ]
Amazon「儲かる会社」の財務諸表〜48の実例で身につく経営力・会計力〜【電子書籍】[ 山根節 ]

にほんブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログのリンク集
にほんブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログのリンク集
にほんブログ村 家計管理・貯蓄
家計管理・貯蓄が話題のブログのリンク集
NISA 人気ブログランキング
NISA(少額投資非課税制度)が話題のブログの人気ランキング

注目の記事

auカブコム証券 投信クレカ積立1%還元(月10万まで)SBI証券と比べた場合のメリット・デメリット/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績

3月8日に「金融商品取引業等に関する内閣府令」が一部改正されて、クレジットカード決済で投資信託を積み立てる際の上限金額が月5万円から10万円に拡大されることになりました。 新NISA口座を開設したauカブコム証券と旧NISAで投信の保有を続けているSBI証券の一般ク...

よく読まれている人気記事

QooQ