NISAで毎年年初に一括投資 気分は不動産王?それとも大富豪?REIT投信とゴールド投信の成績は?

2017年2月23日木曜日

NISA一括投資 REIT ゴールド

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ゴールド写真

※ 記事の最後に2017年6月6日現在のデータを追記しました。

NISA(少額投資非課税制度)を利用して毎年年初に一括投資した時の内外REITインデックスファンドや金(ゴールド)インデックスファンドの成績をまとめてみました。

NISAでは株や投資信託を売却した時の譲渡益や配当にかかる約20%の税金が非課税になります。

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ファンドの特徴とコスト

<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」は、国内の上場されている不動産投資信託証券に投資することにより、東証REIT指数(配当込み)の動きに連動する成果をめざすファンドです。

投資信託の保有中にかかる信託報酬(年率)は、2016年11月22日にそれまでの0.335%から0.25%へと引き下げられています。購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。

不動産投資信託証券とは、投資家から資金を集めて不動産を購入し賃料や売却益を投資家に分配する金融商品です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」は、日本を除く世界各国のリート(不動産投資信託証券)に投資することにより、S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。

信託報酬(年率)は、2016年11月22日にそれまでの0.45%から0.27%へと引き下げられています。購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。

i-mizuhoゴールドインデックス」は、金現物市場を代表する指標であるLBMA金価格(円換算ベース)に連動する運用成果をめざすファンドです。

信託報酬(年率)は税抜0.65%で、購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。

内外REIT投信ほか成績比較

<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド、i-mizuhoゴールドインデックス成績比較表

毎年年初に一括投資したと仮定して2017年2月17日の基準価額をもとに各年度の損益や評価額を計算しています。

売買が成立する約定日は「<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」は申込受付当日、それ以外の2つは翌営業日なので、各年度の基準価額は前者はその年の最初の営業日の数字に、後者は翌営業日の数字になっています。

NISAの投資枠は2016年以降それまでの100万円から120万円に増額されています。

2014年はじめから2017年2月17日までの通算成績は440万円の投資額に対して、「<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」は354,516円の黒字(+8.06%)、「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」は416,137円の黒字(+9.46%)でした。

i-mizuhoゴールドインデックス」は165,144円の黒字(+3.75%)でした。

まとめ

一般的にはREITはミドルリスク・ミドルリターンと言われていて、REIT投信で不動産王のような大富豪になるのは難しいでしょうね(苦笑)。

REITは債券や株式にくらべ市場規模が小さいため、資金の流出入にともなって値動きが荒くなることがあります。2014年は損益率がJリートが+30%弱、グローバルリートが+40%強に達しています。

サブプライム住宅ローン危機に端を発したリーマンショックのあった2008年は、REITは株式よりも大きく下落し、円高の影響もあり「有事の金」と言われるゴールドも値下がりしました。

今後も世界的な金融危機に際して円が強いままでいられるかはわかりませんが、特定の資産にかたよらず預貯金も含めてバランスが大事なのでしょうね。

追記
下の表は2017年6月6日現在のデータです。ゴールドはほぼ変わらず内外REITは値下りしています。米国の利上げが繰り返されると、本格的な調整もあり得るでしょうか。

<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド、i-mizuhoゴールドインデックス成績比較表




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