低コスト投信「iFree 外国株式」「iFree NYダウ」をたわらやニッセイ、eMAXIS、SMTと比較

2017年3月13日月曜日

先進国株式 米国株式

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アメリカの国鳥ハクトウワシ写真
アメリカの国鳥ハクトウワシ

日本をのぞく先進国の株式に投資する「iFree 外国株式インデックス」や米国株式に投資する「iFree NYダウ・インデックス」が設定されてから約半年がたちました。

前者を同じく先進国株式インデックスファンドである「たわらノーロード 先進国株式」や「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」と比較してみました。

また後者を同じく米国株式インデックスファンドである「eMAXIS NYダウインデックス」や「SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン」とくらべてみました。

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iFree 外国株式、iFree NYダウほか特徴

「iFree 外国株式インデックス」や「たわらノーロード 先進国株式」、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、MSCIコクサイ指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。MSCIコクサイ指数は22か国1,317銘柄で構成されています(2016年11月末現在)。

「iFree NYダウ・インデックス」や「eMAXIS NYダウインデックス」、「SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン」は、ダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース)に連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)は米国を代表する優良30銘柄で構成されています。

iFree 外国株式、iFree NYダウほか成績

iFree 外国株式、iFree NYダウほか成績表
2017年3月10日現在の基準価額をもとに計算

先進国株式インデックスファンドの過去6カ月の騰落率は、

たわら>iFree>ニッセイ

という順でした。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、昨年(2016年)の11月に信託報酬が引き下げられる前は年率0.24%(税抜)とほかのファンドよりも割高でした。また米大統領選直後の円高局面でベンチマークと運用実績の乖離(PDF)を起こしたことも、過去6カ月の成績がやや見劣りする原因でしょうね。

米国株式インデックスファンドの過去6カ月の騰落率は、

SMT>iFree>eMAXIS

という順でした。

まとめ

「iFree 外国株式インデックス」や「iFree NYダウ・インデックス」は、設定されてからまだ日が浅く純資産総額が小さいわりには健闘していると言えるでしょうか。

「iFree NYダウ・インデックス」は、米国株式インデックスファンドの中では信託報酬が最低水準で、SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の運用商品にも採用されています。その一方で「iFree 外国株式インデックス」は、信託報酬の低さでは「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の後塵を拝し、運用成績では「たわらノーロード 先進国株式」に劣後しているのがツライところですよね。

機動的に信託報酬を引き下げることによって常に業界最低水準をめざすという「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」が登場したこともあり、「iFree 外国株式インデックス」はますます影が薄くなりそうです。逆転の一手はあるのでしょうか。




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