金利上昇は逆風?「iFree J-REIT」「iFree 外国REIT」をニッセイやたわらと比較

2017年3月17日金曜日

REIT

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アイルランドの国鳥ミヤコドリ写真
アイルランドの国鳥ミヤコドリ

REIT(不動産投資信託)に投資する「iFree J-REITインデックス」や「iFree 外国REITインデックス」が設定されてから約半年がたちました。

前者を「<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」や「たわらノーロード 国内リート」と、後者を「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」や「たわらノーロード 先進国リート」とそれぞれ比較してみました。

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iFree J-REIT、iFree 外国REITほか特徴

「iFree J-REITインデックス」や「<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」や「たわらノーロード 国内リート」は、東証REIT指数(配当込み)に連動する投資成果をめざすファンドです。オフィス、商業・店舗、住宅、物流施設、ホテル、ヘルスケアなど幅広い不動産に投資することができます。

「iFree 外国REITインデックス」や「たわらノーロード 先進国リート」は、S&P先進国REIT指数(除く日本、円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。同指数は北米、アジア・オセアニア、欧州、中東の15か国で構成されています。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」は、S&Pグローバルリート指数(除く日本、円換算ベース)に連動する投資成果をめざすファンドです。先進国だけでなく南アフリカやメキシコなどの新興国も含みます。

信託報酬(年率)は「たわらノーロード 国内リート」(税抜0.3%)や「たわらノーロード 先進国リート」(税抜0.35%)よりも「三井住友・DC日本リートインデックスファンド」(税抜0.26%)や「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(税抜0.28%)のほうが低いですが、運用期間が半年に満たないため今回は比較の対象にしていません。

iFree J-REIT、iFree 外国REITほか成績

iFree J-REIT、iFree 外国REITほか成績表
2017年3月16日現在の基準価額をもとに計算

国内REITインデックスファンドの過去6カ月の騰落率は、

たわら>ニッセイ>iFree

という順でした。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」の信託報酬は、昨年(2016年)の11月に引き下げられる前は年率0.335%(税抜)でした。

外国REITインデックスファンドの過去6カ月の騰落率は、

ニッセイたわら>iFree

という順でした。

前述の通り「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド」だけベンチマークが異なり新興国の不動産が含まれていることに注意してください。同ファンドの信託報酬は、昨年(2016年)の11月に信託報酬が引き下げられる前は年率0.45%(税抜)でした。

まとめ

アメリカの長期金利の上昇を受け外国REITインデックスファンドは直近では軟調のようです。債券の利回りが良くなると、相対的にREITの配当利回りの魅力が薄れて売られやすくなりますし、物件を取得する際の資金調達コストも上昇します。世界的な長期金利の上昇は国内REITにも影響を与えそうです。

「iFree」シリーズのインデックスファンドは、「iFree 8資産バランス」や「iFree NYダウ・インデックス」など特徴のあるファンド以外は、このままだと他社に押されてしまいそうですね。信託報酬を最低水準に引き下げるか、あるいは時価総額やGDPの比率に応じた地域別構成比のバランスファンドを設定するのも手でしょうか。

追記
最近の「iFree」シリーズの記事と日付を合わせた場合の成績は下の表のとおりです。

iFree J-REIT、iFree 外国REITほか成績表
2017年3月10日現在の基準価額をもとに計算




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