新興国株式投信比較 eMAXIS、SMTアジア新興国、i-mizuho東南アジア、iTrust人口増加国

2017年7月20日木曜日

新興国株式

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ロッテワールドタワー(韓国)写真
ロッテワールドタワー(韓国)

新興国株式を対象にした投資信託を比較してみました。『たわらノーロード 新興国株式』以外は投資対象国を限定したファンドになります

比較するのは『eMAXIS 新興国株式インデックス』、『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』、『i-mizuho東南アジア株式インデックス』、『iTrust新興国株式』(愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~)の4つです。

ファンドの特徴

eMAXIS 新興国株式インデックス』は、新興国の株式を対象にしたMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。同インデックスは2016年11月末現在、アジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の23か国832銘柄で構成されています。

SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』は、アジア地域の新興国の株式を対象にしたMSCI エマージング・マーケット・アジア・インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。同インデックスは2016年11月末現在、アジア8か国(中国、韓国、台湾、インド、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン)の549銘柄で構成されています。

i-mizuho東南アジア株式インデックス』は、東南アジア地域の新興国の株式を対象にしたFTSEアセアン40インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。2017年6月末の月報によると、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンの5か国41銘柄に投資しています。

iTrust新興国株式』は、労働人口が拡大していて、相対的に高い経済成長が期待できる新興国の株式に分散投資します。労働人口(15~64歳の生産年齢人口)が拡大している国の例としてインド、ブラジル、南アフリカ、インドネシア、マレーシア、メキシコ、フィリピンを挙げています(2017年3月末現在)。

ファンドの成績は?

eMAXIS 新興国株式インデックス、SMT アジア新興国株式インデックス・オープン、i-mizuho東南アジア株式インデックス、iTrust新興国株式成績比較表
2017年7月19日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』の購入時手数料は、ネット証券など無料の場合もあります。設定から日が浅く運用期間の短いファンドの騰落率は表示されていません。

まとめ

過去3年、過去5年の騰落率で見ると、参考に付け加えた先進国株式インデックスファンドには及ばないものの、『SMT アジア新興国株式インデックス・オープン』が比較的好調のようですね。同ファンド全体の5分の1を占める韓国の株価が最近、サムスン電子の株価上昇を受け最高値を更新しています(※)。

※ 2017年6月末の月報によると韓国は組入国の1位(20.67%)、サムスン電子は組入銘柄の2位(5.77%)です。

iTrust新興国株式』は2017年4月28日に設定されたばかりです。ファンド・オブ・ファンズ方式でコストは高めですが、労働人口が増える国に厳選して投資するというコンセプトは面白いので、これからの運用に期待したところですね。




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