『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は「eMAXIS Slim 国内株式」や「ひふみ」より好成績?

2017年8月5日土曜日

ジェイリバイブ ひふみ 国内株式

t f B! P L
eMAXIS JPX日経中小型インデックスを国内株式インデックスファンドやアクティブファンドと比較

※ 記事を更新しました(2018年2月1日)。

国内の中小型株に投資する『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』の特徴と運用成績をライバルになりそうな投資信託と比べてみました。

比較の対象は『SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン』、『eMAXIS Slim 国内株式インデックス(TOPIX)』、『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』、『ひふみプラス』です。

eMAXIS JPX日経中小型ほか特徴

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』と『SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン』は、JPX日経中小型株指数の値動きに連動する投資成果をめざして運用を行います。

JPX日経中小型株指数は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE(※)等を基に原則200銘柄を選定し算出される株価指数です。時価総額上位20%の大型株式を除外しています。

※ ROEとは自己資本利益率のことで企業の収益力を示します。

eMAXIS Slim 国内株式インデックス(TOPIX』は、東証株価指数(TOPIX)の値動きに連動する投資成果をめざすインデックスファンドです。TOPIXは東京証券取引所の第一部に上場されている全銘柄を対象にした株価指数です。

eMAXIS JPX日経中小型インデックス、eMAXIS Slim 国内株式インデックス(TOPIX)組入上位10銘柄
2017年12月末現在

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選して投資するアクティブファンドです。

ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資するアクティブファンドです。直販のひふみ投信と同じマザーファンドを通じて運用されています。

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、ひふみプラス組入上位10銘柄
SBIは2018年1月26日現在 ひふみは2017年12月末現在

今回取り上げた投資信託の信託期限は、すべて無期限です。

eMAXIS JPX日経中小型ほか成績

eMAXIS JPX日経中小型インデックス、SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン、eMAXIS Slim 国内株式インデックス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、ひふみプラスの成績表
2018年1月31日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は2017年6月12日に設定されたばかりで、運用が始まってからまだ日が浅いです。運用実績は参考程度に見てください。

上記の期間では、『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』はTOPIXに連動するインデックスファンドを上回っていますが、『ジャイリバイブ』や『ひふみプラス』といったアクティブファンドには劣後しています。

以前(下の表を参照)は、『ひふみプラス』を上回っていた『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』ですが、今は逆転されています。

eMAXIS JPX日経中小型インデックス、SMT JPX日経中小型株インデックス・オープン、eMAXIS Slim 国内株式インデックス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、ひふみプラスの成績表
2017年10月6日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

『ひふみプラス』は純資産総額に応じて一定額を超えた分について信託報酬(運用管理費用)の料率が下がる仕組みになっています。500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%に下がります。

まとめ

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は信託報酬(運用管理費用)が比較的低く抑えられているので、アクティブファンドのコストの高さが気になるという人には有力な選択肢の一つかもしれないですね。

アクティブファンドだと今は好成績でも、将来、運用担当者が変わってしまったら?という不安もありますし。

過去6か月の騰落率では『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は『eMAXIS Slim 国内株式インデックス(TOPIX)』を上回っています。ただし、大型株を中心に幅広い銘柄に分散されている一般的な国内株式インデックスファンドに比べ変動リスクが高い可能性があるので、その点は注意が必要でしょうか。

中小型株は大型株に比べ値上がりする時だけでなく値下りする時も値動きが激しくなりがちと言われています。

こぼれ話
投資信託には信託報酬のほかに有価証券の売買委託手数料や監査費用、信託事務の処理にかかる諸費用などのコスト負担があります。

実質コストは設定されたばかりの投資信託だと分からないので、慎重を期すなら運用報告書が出てから(おおむね1年後に)購入を検討するのも一案です。




関連記事
高成長の新興企業に投資『MHAM新興成長株オープン』をジェイリバイブやひふみプラス等と比較
好調すぎて近日申込受付停止!?『SBI小型成長株ファンド ジェイクール』をジェイリバイブやひふみプラス等と比較
配当の下支え効果に期待『SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン』をJPX日経中小型株、ひふみプラス等と比較
日経平均株価25年ぶり高値 最近の日本株投信の成績を先進国株、新興国株、米国株と比較
『結い 2101』(鎌倉投信)の特徴や運用実績をひふみプラスや国内株式インデックス投信と比較
つみたてNISA対象『コモンズ30ファンド』『ひふみプラス』の特徴は?インデックス投信と成績比較
TOPIXより好成績?つみたてNISA対象アクティブ投信『年金積立 Jグロース』をひふみプラス等と比較
TOPIXを上回る成果が目標!つみたてNISA対象『大和住銀DC国内株式ファンド』をひふみプラス等と比較
TOPIXを上回る成績が目標!つみたてNISA対象『ニッセイ日本株ファンド』をひふみプラス等と比較
<購入・換金手数料なし>シリーズが信託報酬を引き下げ!ニッセイ日経平均・TOPIXをたわらと比較
『iFree』や『たわら』が信託報酬を引き下げ!国内株式(TOPIX)投信をニッセイやeMAXIS Slim等と比較
『iFree』や『たわら』が信託報酬を引き下げ!国内株式(日経225)投信をニッセイやインデックスeと比較
ひふみ投信より好成績だけど値動きはジェットコースター!?『日本新興株オープン』の特徴は?
ひふみプラスより好成績?『三井住友・中小型株ファンド』をジェイリバイブやTOPIXと比較
確定拠出年金にも対応 TOPIXより好成績?『みのりの投信』をひふみプラスやジェイリバイブと比較
予想外?SMT米国株配当貴族とSMT日本株配当貴族 設定日に投資してリターンが高かったのは?
JPX日経400やJPX日経中小型、JAPANクオリティ150は日経225やTOPIXより好成績?

楽天Koboデービッド・アトキンソン 新・所得倍増論潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋【電子書籍】[ デービッド・アトキンソン ]
Amazon Kindle本当は世界がうらやむ最強の日本経済【電子書籍】[ イェスパー・コール ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログのリンク集
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログのリンク集
ブログ村 資産運用
資産運用が話題のブログのリンク集
NISA 人気ブログランキング
NISAが話題のブログ人気ランキング

注目の記事

銀行こわい…未利用口座の管理手数料に加え繰越時の通帳発行手数料まで/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績 

主だった インデックスファンドの2024年2月末時点の成績 を確認してみました。 ところでネット証券やネット銀行の隆盛で、地元の銀行とご無沙汰していたら「未利用口座管理手数料引き落としのお知らせ」なるハガキを受け取ってしまいました。翌々月末までに取引がないと口座管...

よく読まれている人気記事

QooQ