セゾン資産形成の達人ファンドと先進国株式インデックス投信(EXE-i、ニッセイ、たわら、eMAXIS Slim)比較

2017年8月7日月曜日

セゾン投信 先進国株式

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セゾン資産形成の達人ファンドと先進国株式インデックス投信を比較

アクティブファンドの『セゾン資産形成の達人ファンド』と低コスト化の進む先進国株式インデックスファンドについて運用成績を比較してみました。

今回取り上げる先進国株式インデックスファンドは『EXE-i 先進国株式ファンド』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の4つです。

ファンドの特徴

セゾン資産形成の達人ファンド、EXE-i 先進国株式ファンド、MSCI地域別構成比

セゾン資産形成の達人ファンド』は、投資対象ファンドを通じて主として海外及び日本の株式に幅広く分散投資します。株式市場の過熱により有望な投資先がないと判断した場合は、債券にも投資する場合があります。

投資先ファンドの選定は企業分析をしっかり行っていること、長期的な視点で運用されていること、手数料が適正なことを条件としています。適格機関投資家限定のファンドにも投資しています。

購入時の手数料はありません。ファンド・オブ・ファンズ方式のため、投資対象とする投資信託証券の信託報酬を加味した実質的な負担は年率で税込1.35%±0.2%程度です。換金時に信託財産留保額として基準価額の0.1%が差し引かれます。

EXE-i 先進国株式ファンド』は一般的なMSCIコクサイ・インデックスではなく、FTSEカイガイ・インデックス(円換算ベース)を参考指標にしています。

米国、欧州、アジア・太平洋(除く日本)、それぞれの地域を対象にした3つのETFに投資しています。3つのETFを通じて3,663銘柄に投資しています(2016年3月末及び4月末現在)。

今回取り上げた他の先進国株式インデックスファンドに比べ、米国への投資比率がやや低く韓国が投資対象に含まれるなどの違いがあります(2017年2月末現在)。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)に連動した投資成果をめざしています。

MSCIコクサイ・インデックスは北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,317銘柄で構成されています(2016年11月末現在)

ファンドの成績比較

「セゾン資産形成の達人ファンド」、「EXE-i 先進国株式ファンド」、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」、「たわらノーロード 先進国株式」、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」成績比較表
2017年8月4日現在 ニッセイは<購入・換金手数料なし>の表記を省略

過去1年の騰落率はほぼ拮抗していますが、過去3年の騰落率では『セゾン資産形成の達人ファンド』が頭ひとつ抜けて優秀な成績ですね。

まとめ

セゾン資産形成の達人ファンド』はファンド・オブ・ファンズ方式で二重に経費がかかることもあり、より一層の低コスト化が進む最近の先進国株式インデックスファンドに比べるとコストの高さが目立ちます。

その一方で、個人では投資できない適格機関投資家限定のファンドにも投資していて、運用成績はむしろ優勢であるなど魅力的な面もあります。低コストなバランスファンドと組み合わせて、分散投資にプラスアルファとして加えるのも面白いかもしれませんね。

こぼれ話
『セゾン資産形成の達人ファンド』は直販のほかにゆうちょ銀行や楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)でも投資できます。


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