2017年9月6日水曜日

成長著しい新興国に投資『ベトナム成長株インカムファンド』と『SBIインド&ベトナム株ファンド』の特徴は?

ベトナムの寺院と狛犬
ベトナムの寺院と狛犬

高い成長性の期待される新興国に投資する『ベトナム成長株インカムファンド』と『SBIインド&ベトナム株ファンド』の特徴と運用成績を、他のファンドと比較しながら簡単にまとめてみました。

比較の対象は『eMAXIS 新興国株式インデックス』です。参考までに『eMAXIS 先進国株式インデックス』とも比べてみました。

ファンドの特徴

ベトナム成長株インカムファンド』は、ベトナム株式及びベトナム関連企業の株式の中から成長が期待できる銘柄や配当が魅力的な銘柄に選別投資し、分散されたポートフォリオを構築することをめざします。

ベトナムの全人口は約9,300万人、毎年約150万人が社会に出ており、旺盛な消費や安価で勤勉な労働力による国際競争力の高さが見込まれています。

原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。

2017年末の月報によると組入銘柄は52銘柄です。業種構成比と組入れ上位10銘柄は以下の通りです。

ベトナム成長株インカムファンド業種構成比と組入上位10銘柄
2017年7月末の月報2ページより引用

SBIインド&ベトナム株ファンド』は、インドとベトナムの株式に投資します。ベトナム株式への投資は純資産総額の30%以下とします。

SBIインド&ベトナム株ファンド組入状況
2017年7月末の月報1ページより引用

原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。

2017年7月末の月報によると4つのマザーファンドを通じて129銘柄に投資しています。それぞれのマザーファンドの組入上位10銘柄は以下の通りです。右下がベトナム株式を対象にしたマザーファンドの組入銘柄で、それ以外の3つがインド株式を対象にしたマザーファンドの組入銘柄になります。

SBIインド&ベトナム株ファンドの各マザーファンド組入上位10銘柄
2017年7月末の月報3~6ページより引用

eMAXIS 新興国株式インデックス』は、新興国の株式を対象にしたMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。同インデックスは2017年5月末現在、アジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の24か国830銘柄で構成されています。原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。

eMAXIS 先進国株式インデックス』は、先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。同インデックスは2017年5月末現在、北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,327銘柄で構成されています。原則として為替ヘッジは行いません。原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。

ファンドの成績は?

ベトナム成長株インカムファンド、SBIインド&ベトナム株ファンド、eMAXIS 新興国株式インデックス、eMAXIS 先進国株式インデックス成績表
2017年9月4日現在 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

騰落率は分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。

ベトナム成長株インカムファンド』も『SBIインド&ベトナム株ファンド』も、過去1年の騰落率では新興国株式インデックスファンドに劣後していますが、過去3年の騰落率では上回っています。

過去5年の騰落率では、『SBIインド&ベトナム株ファンド』は新興国株式インデックスファンドを大きく上回っています

まとめ

現在、ベトナムは、インドと違い、MSCI指数で新興国市場ではなくフロンティア市場に分類されています。投資するには、まだ時期尚早という見方もあるでしょうか。

外国人持ち株比率の制限が緩和される中で、新規上場の増加や政府保有株の放出が海外からの資金流入を促進すると見られており、いずれは新興国市場へ格上げも期待されています。

信託報酬(運用管理費用)の高さがやや気になりますが、余裕があれば青田買いも面白いかもしれませんね。

こぼれ話
インデックスファンドの一層の低コスト化が進んでいて、最近、設定された『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は『eMAXIS』よりさらに低コストで、信託報酬(運用管理費用)は年率で税込0.3672%(税抜0.34%)です。もし100万円を投資したとすると、1年あたり3,672円の負担です。

これに対し、『ベトナム成長株インカムファンド』は1年あたり18,468円の負担です。『SBIインド&ベトナム株ファンド』は1年あたり21,600円の負担です。長期で保有した時のコスト負担の差は小さくないですよね。

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