成長著しい新興国に投資『ベトナム成長株インカムファンド』と『SBIインド&ベトナム株ファンド』の特徴は?

成長著しい新興国に投資『ベトナム成長株インカムファンド』と『SBIインド&ベトナム株ファンド』の特徴は?(ベトナムの寺院と狛犬)

※ 記事を更新しました(2018年1月19日)。

高い成長性の期待される新興国に投資する『ベトナム成長株インカムファンド』と『SBIインド&ベトナム株ファンド』の特徴と運用成績を、新興国株式インデックスファンド等と比較しながら簡単にまとめてみました。

比較の対象は『eMAXIS 新興国株式インデックス』です。参考までに『eMAXIS 先進国株式インデックス』とも比べてみました。

ファンドの特徴

ベトナム成長株インカムファンド』は、ベトナム株式及びベトナム関連企業の株式の中から成長が期待できる銘柄や配当が魅力的な銘柄に選別投資し、分散されたポートフォリオを構築することをめざします。

ベトナムの全人口は約9,300万人、毎年約150万人が社会に出ており、旺盛な消費や安価で勤勉な労働力による国際競争力の高さが見込まれています。

2017年12月末の月報によると組入銘柄は44銘柄です。業種構成比と組入れ上位10銘柄は以下の通りです。

ベトナム成長株インカムファンド業種構成比と組入上位10銘柄
ベトナム成長株インカムファンド
2017年12月末月報2ページより引用

SBIインド&ベトナム株ファンド』は、インドとベトナムの株式に投資します。ベトナム株式への投資は純資産総額の30%以下としています。

SBIインド&ベトナム株ファンド組入状況
SBIインド&ベトナム株ファンド
2017年11月末月報1ページより引用

2017年11月末の月報によると4つのマザーファンドを通じて139銘柄に投資しています(重複あり)。それぞれのマザーファンドの組入上位10銘柄は以下の通りです。

右下がベトナム株式を対象にしたマザーファンドの組入銘柄で、それ以外の3つがインド株式を対象にしたマザーファンドの組入銘柄になります。

SBIインド&ベトナム株ファンドの各マザーファンド組入上位10銘柄
SBIインド&ベトナム株ファンド
2017年11月末月報3~6ページより引用

eMAXIS 新興国株式インデックス』は、新興国の株式を対象にしたMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。

同指数は2017年12月末現在、アジア、中南米、中東・アフリカ、欧州の24か国846銘柄で構成されています。

eMAXIS 先進国株式インデックス』は、先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックス(円換算)に連動した投資成果をめざすファンドです。

同指数は2017年12月末現在、北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22か国1,332銘柄で構成されています。

今回取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。信託期間はすべて無期限です。

ファンドの成績は?

ベトナム成長株インカムファンド、SBIインド&ベトナム株ファンド、eMAXIS 新興国株式インデックス、eMAXIS 先進国株式インデックス成績表
2018年1月18日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、ネット証券など無料の場合もあります。

騰落率は分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。

上記の期間では、『ベトナム成長株インカムファンド』も『SBIインド&ベトナム株ファンド』も、『eMAXIS 新興国株式インデックス』を上回る成績になっています。

過去5年の騰落率では、『SBIインド&ベトナム株ファンド』は『eMAXIS 新興国株式インデックス』を大きく上回っていますが、『eMAXIS 先進国株式インデックス』に対してはほぼ同等の成績になっています。

まとめ

現在、ベトナムは、インドと違い、MSCI指数で新興国市場ではなくフロンティア市場に分類されています。投資するには、まだ時期尚早という見方もあるでしょうか。

外国人持ち株比率の制限が緩和される中で、新規上場の増加や政府保有株の放出が海外からの資金流入を促進すると見られており、いずれは新興国市場へ格上げも期待されています。

投資信託の好調な成績を見ると、すでに青田買いに動いている人たちがいるということなのでしょうね。

こぼれ話
つみたてNISAをきっかけにインデックスファンドの一層の低コスト化が進んでいます。

『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は『eMAXIS』よりさらに低コストで、信託報酬(運用管理費用)は年率で税込0.2052%(税抜0.19%)です。もし100万円を投資したとすると、単純計算で1年あたり2,052円の負担です。

これに対し、『ベトナム成長株インカムファンド』は1年あたり18,468円の負担です。『SBIインド&ベトナム株ファンド』は1年あたり21,600円の負担です。

実際には信託報酬以外に売買委託手数料や有価証券の取引税、保管費用などの諸経費がかかりますが、いずれにせよ長期で保有した時のコスト負担の差は小さくないですよね。




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