ゆうちょ銀行つみたてNISA対象『セゾン資産形成の達人ファンド』インデックスファンドの組み合わせ(日本株式・先進国株式・新興国株式)と実績比較・評価

2019年12月16日月曜日

セゾン投信 国内株式 新興国株式 先進国株式

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『セゾン資産形成の達人ファンド』インデックスファンドと比較・評価・解説

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ゆうちょ銀行のつみたてNISA対象商品ラインナップのうち、アクティブ運用の『セゾン資産形成の達人ファンド』の特徴や運用実績を指数連動型のインデックスファンドと比較しながら簡単にまとめてみました。

比較の対象は「つみたてんとうシリーズ」の『つみたて日本株式(TOPIX)』、『つみたて先進国株式』、『つみたて新興国株式』です。

つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。


セゾン資産形成の達人ファンドとインデックスファンドの特徴

セゾン資産形成の達人ファンド』(セゾン投信)は、投資対象ファンドを通じて世界の株式に幅広く分散投資します。株式市場の過熱により有望な投資先がないと判断した場合は、債券にも投資する場合があります。

投資先ファンドの選定は企業分析をしっかり行っていること、長期的な視点で運用されていること、手数料が適正なことを条件としています。適格機関投資家限定のファンドにも投資しています。

セゾン資産形成の達人ファンド 地域別投資比率
セゾン資産形成の達人ファンド 地域別投資比率
2019年10月末現在(同年11月度運用レポート4Pより)

つみたて日本株式(TOPIX)』(三菱UFJ国際投信)は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。

TOPIX(東証株価指数) 業種別構成比(電気機器、情報・通信業、輸送用機器、化学、医薬品ほか)
TOPIX(東証株価指数)
業種別構成比 2019年11月末現在

つみたて先進国株式』(三菱UFJ国際投信)は、先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

MSCIコクサイ・インデックス 業種別構成比(情報技術、金融、ヘルスケア、資本財・サービス、一般消費財・サービスほか)と国・地域別構成比(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイスほか)
MSCIコクサイ・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年11月末現在

つみたて新興国株式』(三菱UFJ国際投信)は、新興国の株式市場を対象にした「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

MSCI エマージング・マーケット・インデックス 業種別構成比(金融、情報技術、一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービス、エネルギーほか)と国・地域別構成比(中国、台湾、韓国、インド、ブラジルほか)
MSCIエマージング・マーケット・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年11月末現在

今回、取り上げた投資信託は為替変動リスクを回避するための為替ヘッジを原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。


セゾン資産形成の達人ファンドとインデックスファンドの成績

下のチャートは後発の「つみたてんとうシリーズ」3ファンドの設定来2年4ヵ月弱の期間(2017年8月16日~2019年12月13日)で基準価額の推移を比べたものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

「日本株式1:先進国株式8:新興国株式1」は、おおむね世界の株式市場の時価総額比に合わせた「つみたてんとうシリーズ」の組み合わせです。

セゾン資産形成の達人ファンドとインデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年8月16日~2019年12月13日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月13日現在)。

下落率は2018年10月2日~同年12月26日の数字です。

セゾン資産形成の達人ファンドとインデックスファンドの騰落率
2019年12月13日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

上記の期間の騰落率では、アクティブ運用の『セゾン資産形成の達人ファンド』は「つみたてんとうシリーズ」の組み合わせにわずかに劣後していて、低コストな指数連動型のインデックスファンドの健闘が光ります。

『セゾン資産形成の達人ファンド』は投資信託1本で世界の厳選された株式に投資できる点が魅力ですが、長期投資では信託報酬(運用管理費用)の高さが不利に働かないかは悩んでしまうところかもしれませんね。




こぼれ話(安全資産の確保も忘れずに)

株式を中心にした国際分散投資は長期の期待リターンは高くても、債券を含むバランス投信に比べると値動きが荒くなりがちですよね。

積立投資では含み損を抱えてしまうような不調な時こそ、より多くの口数を購入するチャンスで投資を継続する必要があります。

定額積立投資
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」
4ページより
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/assets/pdf/tsumitate_guidebook.pdf

いざという時に慌てないためにも、相場が好調な時ほど預貯金等の安全資産の確保も忘れないようにしたいです。




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