先進国株式インデックス投信と米国株式(S&P500連動型とNYダウ連動型50%ずつ)の成績比較

2017年12月26日火曜日

先進国株式 米国株式

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2016年11月、アメリカの大統領選後の急激な円高をきっかけに『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』がベンチマークから下方かい離を起こしたことがありました。

ベンチマークと運用実績の乖離について(PDF)

これ以前にも一度比較的大きな下方かい離があったため、2016年12月に特定口座で保有していた同ファンドを解約して、米国株式インデックスファンドに乗り換えました。

その結果はどうだったのか、過去1年の『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と米国株式インデックスファンドの成績を比較してみました。

ファンドの特徴

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、i-mizuho米国株式インデックス、iFree NYダウ・インデックス組入上位10銘柄
2017年11月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く主要先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

組入上位銘柄を見ても察せられるように、先進国株式インデックスファンドも約65%はアメリカが占めています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
2017年11月末月報より

i-mizuho米国株式インデックス』と『iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象としたS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象としたダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ファンドの成績比較

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、i-mizuho米国株式インデックス、iFree NYダウ・インデックス成績比較表
2017年12月26日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

1年前に米国株式インデックスファンドの組み合わせ(半分ずつ)に乗り換えた結果過去1年の騰落率は先進国株式インデックスファンドより若干上向いています

『iFree NYダウ・インデックス』のほうが信託報酬は低廉ですが、銘柄数が30銘柄と限られているので、500銘柄以上が組み入れられたS&P連動型と組み合わせることにしました。

上記の期間では、『iFree NYダウ・インデックス』のみのほうが運用成績は良かったですね。

S&P連動型でも、より低廉な『iFree S&P500インデックス』も登場しています。こちらと組みわせた場合の最近の成績は下の表のとおりです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、iFree NYダウ・インデックス、iFree S&P500インデックス成績比較表
2017年12月26日現在
過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

まとめ

直近の運用成績では先進国株式より米国株式を対象にしたインデックスファンドのほうが好調のようですが、過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません

特定口座の投資信託はいずれ解約して、つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)に振り分けるつもりです。

来年から始まる長期のつみたてNISAでは、投資先の分散された先進国株式インデックスファンドを中心にしていこうと思っています。

より幅広い銘柄に投資できる全世界株式インデックスファンドにも惹かれるものの、設定されたばかりで、もう1年くらい様子を見たいです。

特定口座から移管はできないものの、NYダウ連動型のインデックスファンドはiDeCoでも購入可能(SBI証券マネックス証券など)なので、スパイスとして投資することも考えています。




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